Setsubune節分会
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■節分会(せつぶんえ)
毎年2月3日に大須観音と万松寺にて開催。
節分とは、各季節を分ける日のこと。江戸時代以降、立春(2月4日頃)の前日のことを一般的に「節分」と呼ぶようになりました。
現在行われている「豆まき」などの行事は、平安時代の初期頃から行われていた旧暦の大晦日に鬼払いをする宮中の年中行事「追儺(ついな)」の儀式が元となっています。
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Setsubun Hosen Gyoretsu節分宝船行列
節分宝船行列
毎年2月3日に開催。
大須観音の縁日の18日にちなみ、宝船の行列が午後1時18分に栄の「栄小公園」を出発。 南大津通を通過して大須商店街の中へ。万松寺前で休憩後、大須観音へ向かいます。鬼はもちろん、福の神や七福神、宝船に音楽隊。大勢が街を練り歩きます。
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Uma no To馬の塔(子ども神輿)
馬の塔(子ども神輿)
毎年5月の第2土曜日もしくは日曜日に開催。
大須観音の「馬の塔」は熱田神宮で5月5日に馬を引いて走らせる「端午の走り馬」を由来として、5月18日に行われます。商店街の行事としては、子供たちが参加できるように毎年5月の第2日曜日に開催しています。地元の子供たちが馬の頭のお御輿を担いで、身体健康を祈念しながら商店街を練り歩きます。
「馬の塔」は「馬かけ祭り」という尾張・西三河地域に伝わるお祭りが起源とされており、『尾張名所図会』(江戸末期から明治にかけて刊行の尾張国の地誌)にも大須観音での催しの記述がある古いお祭りです。桶狭間の戦いで勝利した織田信長が清洲城に凱旋した際に、勝利の知らせを聞いた村人たちは喜び、城へ集まってきました。このことをきっかけに、村の中心となる社寺において、お祭りのときに飾りをつけた馬の行列や馬が境内を駆け回る「馬かけ祭り」が尾張・西三河の各地ではじまりました。
さらに、江戸時代になると、五穀豊穣・雨乞いなどのお礼として標具(だし)と呼ばれる札や御幣を立てて、豪華な馬具で飾った馬を社寺に奉納する祭礼へと変化していきました。
大須観音の「馬の塔」では白い馬が登場しますが、これは清須越しによって移転する前の大須観音が水害に遭った際にどこからともなく現れた白い馬によって寺宝が守られたという逸話からきています。
江戸時代には名古屋城下のたくさんの町や芸妓連が参加して、歴代の藩主が見物に訪れるなど、大須の「馬の塔」は多くの参加者と見物人とで大変なにぎわいを見せたそうです。
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